カウンセリングを受けることにした(休職生活の経緯⑥)

休職について

休職から数ヶ月が経った、6月〜7月頃のことです。ある程度休む期間は取れていたものの、症状がぶり返すこともありました。「ただ休むだけではなく、もう少し自分の内面と向き合う必要があるのではないか」と思い、カウンセリングを受けることにしました。

カウンセリングを受けてみた理由

自分は昔から自分の感情を扱うのが苦手で、人間関係においても自分が我慢すれば丸く収まると思って過ごしてきました。今回休職に至り、そうした心の習慣を見直す必要があるのかもしれないと感じました。

しかし、精神科での診察は薬の処方や体調の確認がメインになることが多く、内面に深く踏み込んだ話をする時間はなかなか取れません。そこで、じっくり話を聞いてもらう場としてカウンセリングを選びました。

カウンセラー探しと相性の話

実際にカウンセリングを受けようと思って一番苦労したのは、「誰にお願いすればいいのか分からない」という点でした。 近場のカウンセリングルームを調べてみるとたくさん出てきました。それぞれ、資格や専門分野はいろいろあるようですが、素人の自分としては、その違いがよく分かりません。

そうした面での探し方は専門家の方の解説にお任せするとして、素人として感じたことは、結局のところ、実際に話してみた時の「相性」が全てなのかなと感じた、ということです。参考までに、私が経験した2つのケースを書いておきます。

  1. 近所のカウンセラーさん 休職する以前にも、何度かカウンセリングを受けてみたことがある方でした。この方は非常に客観的で冷静な意見をくれるのですが、休職直前に受けた際には、私の「今の苦しさをどうにかしてほしい」という気持ちとは少し噛み合わない感覚がありました。「心理学的にはこういう状態で…」といった知識の提供が中心で、当時の私が求めていたものとは少し違ったようです。
  2. ネットで見つけたカウンセラーさん 次に、ネットで見つけたカウンセリングルームで紹介されたカウンセラーの方に、初回カウンセリングをお願いしました。この方は、対話の中で「自分で気づきを発見していく」ことを重視している方でした。とても話しやすい方で、合間に投げてくれる質問が、自分の考えをうまく展開させたり、思ってもみなかった引き出しを開ける助けになる感覚があったのが、とてもいいなと感じました。

こうして、現在は2人目の方にお願いしています。 決して安い金額ではありませんし、「この人がベストなのか?」と聞かれると正直分かりません。ですが、話すことで少しずつ考えがまとまったり、対処法の手がかりが得られたりする感覚はあります。自分の症状に対処し、対策を考えていく上で、こころの専門家に話を聞いてもらうことは、自分にとっては有効な手段だと感じています。

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